『カードリーディングに正解はない』
見る人によってこの言葉の受け取り方はさまざまだと思います。
私が考えるカードリーディングは
目に見えないもの…
例えば
- 自分の心の声
- 頭の中でごちゃごちゃした思考
- 何かのエネルギー
を読み取って見えるようにしたり、言葉にしたりすることです。
「自分の心の声」のことを「潜在意識」と言ったりします。
目に見えないものを見えるようにしたり、言葉にしたりするのはカードを読む人が行います。
この”カードを読む人”は、みんなそれぞれに個性を持っています。
- 年齢
- 性別
- 生まれ育った環境
- 考え方
- 信じるもの
などなど…
全く同じという人はあんまりいないと思います。
カードリーディングには、カードを読む人の個性がストレートに出るので、同じカードが出ても読み取り方には違いが出てきます。
これが
『カードリーディングに正解はない』
と私が思う理由です。
とはいえ、
タロットカードには一般的とされるキーワードが、オラクルカードには解説書での意味がふられていまよね。
タロットカードの場合は、ルーツがゲーム用で後から占いとしての意味づけをされています。
その意味づけも「これが絶対的な意味!」というよりも、多くの人たちが長い時間をかけて共同で見出したものです。
オラクルカードには、クリエイターが設定した意味がありますが、それも目安であって絶対でないことが多いです。
(解説書によっては”自由に受け取ってください”と書いているものもあります)
本来、カードリーディングは
『カードを読む人の個性と感覚が尊重されるもの』
であると思います。
しかし、はじめたばりの人に
「メッセージを自由に受け取ってください♪」
と言っても難しい…
実際、私はそうでした^^;
『個性と感覚』を使いこなすにも、最初のとっかかりが必要なんですよね。
一般的なキーワードや解説書の意味は、あくまで「とっかかり」として使うのがよいと思います。
なぜ「とっかかり」がよいかというと、一般的なキーワードや解説書の意味を繋ぎ合わせるだけがカードリーディングではないからです。
確かに、キーワードを繋ぎ合わせるだけでもカードリーディングをしていることにはなりますが、あなたのカードリーディングにはならないのです。
「これが正解だから!」
とキーワードを追い求める気持ちは表面的なリーディングしか生み出しません。
表面的なリーディングは数回なら面白いかもしれませんが、やっていて消耗するというか…
やればやるほど楽しくなくなるのではないかと思うんです。
カードリーディングをカレーで例えてみると
キーワードを繋げたリーディングがルウで作るカレーで、自分の気持ちや感覚を出すリーディングはスパイスから作るオリジナルカレーといったところでしょうか。
カレールウだって充分おいしいですが、そればかり作るとさすがに飽きてきます。
「もっとおいしくしたいな~」
とルウを変えたり、具材を変えたり、スパイスを工夫したり、たくさんの試行錯誤を繰り返してたどり着くのがスパイスから作るカレーなのかもしれません。
この試行錯誤には、やはり正解はないんです。
カレーの好みが人によって違うように、この世界には多種多様な人たちがいて同じ日本人であっても文化や考え方は全く異なることがあります。
そもそも、そんな多様性のある世界で『絶対的な正解』というものは存在しないのではないかと私は思います。
世代によっては
「正解は一つしかない!間違えるな!」
と教育をうけたり、社会の雰囲気を感じてきた方もいるでしょう。
私も以前は『世間体』や『どう見られるのか』を過剰に意識して
そこからはみ出す=間違う
ことがすごく怖かったです。
今でも気を抜くと誰かの正解探しをしてしまうときがあります(笑)
何が正解で不正解なのか決まっていなくて、わからないことなんていくらでもあります。
今正解(とされる)ことが数年後には不正解(とされること)かもしれないし、今不正解(とされる)ことが逆転する可能性だってある。
歴史を見れば価値観が変わることなんてたくさんありますしね。
だから、よくわからない『正解探し』に時間をかけるよりも自分の中の言葉を外側に出せるように努力した方がいいと思うのです。
そもそも、カードリーディングはテストじゃないので、怖がらなくても誰もあなたに×はつけません。
だから、カードを見て自分が感じること、頭に浮かぶ言葉、内にこめずに外側にだしていきましょう!
正解がないからこそ、カードリーディングはとても楽しいのです。
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